高速道路が出来て変わること。

 

ご存知のように、コソボがバルカン半島のハブになるべく

高速道路の工事が進んでいます。

 

この高速道路が全面開通することにより、コソボの地政学的な

ポジションをより活用することができるようになります。

 

今までは、ギリシャのテッサロニキ港で水揚げされていた貨物が、

アルバニアのドゥラスやバーリに移動しています。

 

海岸からの距離も短いために、輸送時間や輸送コストに変化が

出ています。

 

特にテッサロニキは、中国が資本を入れているというところも、

コソボにとってはマイナス要因が多い港になったと思います。

 

*コソボには、中国製の商品が非常に多く輸入されていますが、

 中国人の新規滞在はあまり好ましく思っていません。

 

そういう面でも、テッサロニキからアルバニアに移動することが

好ましいという部分も有るような気がします。 

 

以前は、コソボに対する輸出入の約7割をテッサロニキが占めて

いましたが、ここ2年間で大幅に減少し、その分アルバニアからの

輸出入が5割以上増加しています。

 

日常生活においては、渋滞の緩和という部分への影響が最も大きく

現在起こっているプリシュティナ郊外での渋滞の緩和が期待されて

います。

 

プリシュティナからティラナ(アルバニアの首都)に行く場合、

プリズレンを経由する遠回りの経路しかありませんでしたが、

2都市が直接行きできるようになることで、人の流れも車の流れも

大きく変化します。

 

観光客(ルーマニア・ハンガリー・ブルガリア)がコソボに来る際、

ギリシャ方面に抜ける際にも、非常に大きなメリットがあります。

 

コソボに寄らなくとも、休憩地点・中継地点という部分での雇用や

消費が生まれる事が見込まれています。

 

コソボの道路建設プロジェクトの中で、最大規模の高速道路建設を

成功させるためにも、欧州各国の支援も必要になります。

 

様々な利権が絡みますので、国がしっかりハンドルを握って行う。

それが何よりも大切なことになります。

 

2014年末の全線開通に向けて、建設が順調に進んでいくことを

見守って行きたいと思います。



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